
シングルマザーの多くは貧困でとても苦しんでいます。
少しずつ支援策が実施されてきているものの、それでも現在の日本ではシングルマザーがとても生きにくい社会だと私は思っています。
これがシングルファザーだったら、「一人で子ども育てて素敵だね、偉いね」なんて言われるのに…と、なんだかとっても不公平だなとも感じています。仕事しながら子育てして家事もして…って、やってることは同じなのになって。
そんな生きにくさを感じやすいシングルマザーであるあなたに、手を差し伸べてくれる支援団体があるのを知っていますか?
この記事では、シングルマザーを支援している北海道の団体「しんぐるまざあず・ふぉーらむ北海道」についてご紹介していきます。
「辛い、助けてほしい」って言っていいんです。あなたを助けたいと思っている人たちがちゃんといるんですから。
支援をうまく活用して生活していくことは、あなたの心に余裕ができること。そしてその余裕はあなたの笑顔に変わっていきます。
あなたが笑顔でいることは、子どもの幸せにつがなるんですよ♪

- 「しんぐるまざあず・ふぉーらむ北海道」ってどういう団体?
- 「しんぐるまざあず・ふぉーらむ北海道」には、どんな支援があるの?
- 支援を受けるにはどうしたらいい?入会の仕方
- 支援を受けなかった私の後悔
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「しんぐるまざあず・ふぉーらむ北海道」ってどういう団体?

1980年に任意団体としてシングルマザーが集まって発足し、活動を広げてNPO法人となった支援団体です。2018年には認定NPO法人として認められています。
姉妹団体として東京を中心に全国で支援活動もされています。
支援者の多くはシングルマザーとしての経験があり、専門的な支援の資格とトレーニングを受けています。
シングルマザーを経験しているからこそ、シングルマザーに寄り添ってしっかりと一緒に考えてくれるんですね。
これは、とっても心強いことですよね♪
「しんぐるまざあず・ふぉーらむ北海道」には、どんな支援があるの?
支援・活動内容
- シングルマザー向け応援セミナー
- シングルマザーのための楽しいイベント
- 子どもの学習支援
- DV 心のケア ピアサポート
- 食糧支援
シングルマザー向け応援セミナー
児童扶養手当をはじめ、奨学金や就学支援金といった、ひとり親家庭が受けられる支援の紹介やその手続きの仕方を学んだり、生活設計についてお話しを聞くことができます。
自分では調べてもわかりにくかったことが知れる機会でもあるので、時間がとれるときには積極的に参加してみるのもいいかもしれませんね。
シングルマザーのためのイベント
参加者全員が順番に嬉しかったことや、辛かったことなどを話していく「聴きあう会」やフリーバザー。
ひとり親家庭に理解のある会社を直接お話しができる合同企業説明会。
さまざまなセミナーや子どもも楽しめるバルーンアート。
絵本の読み聞かせといった、イベント盛りだくさんの札幌市主催の「シングルママ&パパ スマイルfesta」等 があります。
同じ立場や環境だからこそ、話せることってたくさんありますよね。
話すと心がすこし軽くなります。そうすることでまた明日から頑張ろうって思えたりもするので、あまり家族や友達には言えない、相談しにくいってことをこういった場で話せたらいいですね。
子どもの学習支援
NPO法人Kacotam(カコタム)と共催し、子どもへの学習支援を行っています。
札幌市内では現在6カ所、苫小牧、江別にそれぞれ1か所ずつあり、1回あたりの利用料は1人300~500円です。
カタコムには他にも、子どもの関心・理解を深めるためのプロジェクトとして、子どもが将来なりたい職業で実際に働いている方からお話しを聞ける場を設けたり、料理教室や自然体験学習といった子どもの視野を広げる活動もされています。
DV 心のケア ピアサポート
DV・モラハラの被害を受けて傷ついている女性が現状から回復し、自分らしさを取り戻すため、心のケアをする講座です。
NPO法人レジリエンスの「こころのcare講座」をもとに、研修を修了した方が発言を促したり、話しの流れを整理してくれたりしながら行われます。
被害を受けた女性だけでなく、支援者や家族の方も参加できるそうなので、一人で講座を受けるのは不安だなと思われる方はぜひ、ご家族のどなたかと一緒に参加してみてくださいね。
食糧支援
お寺へのお供えを「おさがり」として子どもをサポートしている支援団体へ送り、それを経済的に困難な家庭が受け取れるシステムの「おてらおやつクラブ」をはじめ、支援団体へ協力されている企業からの寄贈品を会員の方へ配っています。
写真には子どもが好きそうなたくさんのお菓子や、家計を助けてくれるお米もありましたよ。
普段は決して贅沢はできない中での、こういった支援は心まで温かくなりますよね。
支援を受けるにはどうしたらいい?入会の仕方
これらの支援を受けたい場合は、支援団体のホームページにある入会申し込みフォームに必要事項を入力して、会員になる必要があります。
会員になるための費用はかかりません!
入力する内容
- 名前
- 電話番号
- メールアドレス
- 確認用メールアドレス
会員になるにあたって、上記4つは入力必須事項になります。
また、「しんぐるまざあず・ふぉーらむ北海道」の支援団体の方々へ、なにかメッセージがある場合の記入欄も一緒に用意されています。
必要事項を入力して送信することで会員登録のメールが届きます。
送信する前に注意しておくこと
せっかく会員の申し込みをしてもメールが届かない事もあるようなので、申し込みをする前にはメールをきちんと受け取れるように確認しておくことを忘れないでくださいね。
特に、@docomo、@ezwebのアドレスの場合、受信制限のためメールが受け取れないことが多くあるそうです。
注意ポイント
info@smf-hokkaido.comからのメールを受け取れるように、ドメイン登録などの設定をしておく!
会員になると、シングルマザーに役立つ情報がのったメルマガが届くようになります。
支援制度、奨学金や給付金といった情報提供、交流会やイベントの案内といった内容です。
支援を受けなかった私の後悔
私がシングルマザーだった4年間、ずっと世間の目を気にして生きていました。
嫌でも耳に入ってくる心ない言葉、役所で支援を受ける相談に行っても適当にあしらわれる等…
「私ひとりで頑張ってる、えらいでしょ?だから優しくしてよ」って言いたいわけじゃないんですよね。
だから私は、意地でこういった支援を利用しませんでした。
だって、それも甘えだって思われるのが嫌だったから。
でも、その私の意地ために私の息子から「笑顔を奪って」しまっていたんですよね。
あのとき、意地を張らずにいたらきっと「息子から笑顔を奪うこともなかった」と、今でも後悔しています。
支援を受けることは、悪いことでも、恥ずかしいことでもないんですよ!
「あなたと子どもを笑顔にしたい」と、手を差し伸べてくれる人たちはちゃんといます。
あなたの心に余裕ができたとき、あなたは自然と笑顔になる日が増えます。あなたの笑顔は子どもにとって、なによりの安心と幸せにつながります。
だから、もっと頼っていいんだよ!ひとりで抱え込まなくていいんだよ!
支援をうまく活用して、あなたとお子さんの笑顔でいっぱいの未来をつくっていきましょうね♪