こんな方に読んで欲しい
- 相手の男性がホントに自分の子を愛してくれるか不安なシングルマザーの方
- 相手の子どもを愛せる自信がない男性
シングルマザーとの再婚は、「子どもありき」の結婚となります。
その時に一番不安に思うことは
- 「相手はホントに自分の子を愛してくれるのだろうか?」
- 「他人の子を愛するなんてどうしたら良いの?」
今回は、その疑問に僕の実体験から答えていこうと思います。
というのも、僕はシングルマザーだった今の奥さんと再婚したという経験があるからです。今この記事を書いている2020年1月時点で結婚2年半になります。
簡単な自己紹介をすると、30歳で離婚。バイト仲間のナンパ師に恋愛のノウハウを教えてもらい、マッチングアプリで55人の女性と出会いました。
でも最終的にシングルマザーである今の奥さんと出会い、54人にはない魅力を感じ、再婚を決意しました。息子とは5歳の頃に出会い、6歳だった時に再婚しました。

この記事では、先ほどの悩みに明確に答えていきます。
この記事を読むことで、今抱えている「子どもを愛すことができるのか」という不安の解消の手助けになると思うし、自分がどう行動をすれば良いかがわかると思います。
後半に僕の実体験が書いてあるので、参考にしてみて下さい。
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子連れ再婚の不安は『子どもを愛せるのか?』
最初に結論を言ってしまうと、「愛せます」
最初から「愛せる」わけはありません。
男性の方は、出会った時その子の目を見て向き合い、自分がその子と関わっていけるのか判断してみて下さい。
そしてシングルマザーの人は、初めてあった時の自分の子と相手の関わりを見て判断してください。
ファーストコンタクトで、ほぼ決まります。
自分の息子は父親からの暴力により「男性が大嫌い」でした。幼稚園の先生や友達のお父さんと関わることもできませんでした。
でも、僕と息子が初めてあった時、彼はしっかり僕の目を見て挨拶をし、そしてすぐに僕の膝に載り、一番大切にしているトミカを見せ、一緒に遊んでくれました。
そうなった理由は、今考えれば、僕と息子が会う前に、「奥さんが僕のことを息子に話す様子を息子が見て安心したから」
この要素はとても大きいと思います。お母さんが幸せそう。この人は安心できる人なのかもしれない
そう思ったから、初めから息子が僕の膝に乗れたのかもしれません。
奥さん側からこのことを書いた記事もありますので、参考にしてみて下さい。
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シングルマザーの私に再婚を決心させた子どもの気持ち!マッチングアプリ体験談
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愛せない場合はどうしたら良いのか?
これは僕の経験なので、「愛することが難しい」と考える男性もいると思います。むしろそちらの方が一般的です。
僕の考えは、「愛せないなら結婚・再婚はしない方が良いです」
なぜなら僕の場合は、結婚する前から「愛せる確証」があったからです。
「愛せる確証なんてなんでわかるの?」と思われるかもしれませんが、これは完全にフィーリングなのでなんとも言えません。
愛することを決意するとかではなく、自然と「愛せる」と思えないなら難しい気がします。
なぜなら今の自分の子以外の子どもともし出会っても、僕は「愛せた」自信がないからです。
単純に子ども好きというわけではないんです。
どうしたら愛せるのか?
「どうしたら愛せるのか?」という男性の疑問に答えます。
僕の答えは、「愛せる子を探す」です。
逆にシングルマザーの方に答えます。
僕の答えは、「愛してくれる人を探す」です。
シングルマザーと結婚するということは、「その子ととも結婚する」と思いが大切です。
結婚するお相手のことを愛せても、その子供を愛せなければ結婚や再婚はしない方が良いです。
「義理パパ」という言葉があるようですが、非常に不快な言葉です。
「義理パパ」という気持ちではなく、「父親」になるんですから義理ではないです。
もちろん血は繋がっていませんが、もし結婚するのであれば法律上でも世間体でもなく、その子の「父親」になるんです。
とはいえ、愛せる確証があるのかなんて判断は難しいと思います。まずはできることからはじめましょう!
男性は、その子といて自分は無理していないかを考えてみて下さい。
自然と「一緒にいて楽しい」、「もっとその子を知りたい」と思えれば大丈夫です。無理に「好きにならなければ」と考える事が一番いけません。
シングルマザーの方は、子どもにその男性が安心できて、あなたのことを大切に想ってくれる人だと感じさせてください。
「安心できるよ」なんて言葉でいっても説得でしかありません。
あなたがその男性といて安心でき、笑顔でいれる様子を見せる事でその子は安心します。
実体験を話します
この悩みを検索してくれた男性は、多かれ少なかれ「父親になりたい、でも不安なんだよね」ってことなんだと思います。
シングルマザーの方の不安はそれ以上でしょう。世間では内縁の夫がDVを・・。なんて吐き気のする事件が多発していますもんね。不安は当然だと思います。
ここからは僕自身の実体験を話し、それに基づいて少しでも愛せる自信が持てるようになるにはどうしたら良いのかを考えていきましょう。
今の奥さんとの出会い
僕は前の奥さんと離婚をし、今の嫁とはいわゆるマッチングアプリで出会いました。
マッチングアプリなので、相手に子どもがいることはすでに知っていました。
正直な話、子どもがいるということに抵抗感がなかったかと言われると嘘になりますし、子どもがいる相手を探していたわけでもありません。
でも彼女との会話が弾み、デートをすることになりました。
彼女は初めてのデートで子どもとのことを話してくれました。その話す思いや、雰囲気にとても惹かれたのを覚えています。
どんなに子どもを愛しており、どんなに子育てを1人で頑張ってきたのかが、その場を見ていなくても明確に伝わってきました。
こんなに大切に育てた子はどんな子だろう。ふんわりとそんな気持ちになりました。そして会った時それは確証に変わりました。
子どもとの出会い
何度かデートを重ねた頃、彼女は子どもに会ってみないかと提案してくれました。正直その時も、会う覚悟ができていたかというと、それほど覚悟はできていませんでした。
実際まだ付き合ってもいませんでしたが、その時には彼女のことを大切に感じていたので、会ってみることにしました。
その時にドキドキ感はもう・・・。嗚咽もしました。
子どもが幼稚園から帰ってきて、初めて対面した瞬間、その子はしっかりとこちらを見て自己紹介をしてくれました。僕もその子を見て自己紹介をしました。
その時「こんなに丁寧に、魅力的に自己紹介をする幼稚園児がいるだろうか」と思い、その瞬間に確信をしました。
彼女が話していた子は、こんな素敵な子だったんだ。
そして、息子も僕のことを瞬時に受け入れてくれ、僕の膝に乗ってくれました。
その後3人で会う機会が増え、自然に付き合い、結婚の決意が固まりプロポーズをしました。
もちろんその子に手伝ってもらって。答えはOKでした。
悩む時期
プロポーズも終え、いざ結婚に向けて色々なことを話し合いました。
- 「子育てのこと」
- 「今までの子育ての様子」
- 「シングルマザーという大変さ」
- 「お金の話」
- 「家族の話」
などあらゆることを話し、ルールもある程度話し合いました。
そんな頃、子どもとの関係性に悩む時期がありました。
その子が2歳の頃に離婚しているので、ほとんど前の父親のことは覚えていません。
今までお父さんがいなかった子に急に父親にができ、「どう甘えて良いのか」「家に来ていた男の人から父親になった僕にどう関わったら良いのか」わからない部分もあったんだと思います。
そして、信用しているのはもちろん母親。
頼りにされたいけど、やっぱり「お母さん」となってしまう姿をみて「ふがいなさを感じたり」「寂しさを感じたり」、時には「苛立ちを感じたり」もしました。
悩みからの脱却
ある時、二人でイベントに出かけてみることにしました。
子どもは甘えたいけど、どう甘えてよいのかわからないので、僕に少し冷たい気がしたり、いじわるなことを言う事がありました。
僕はそれに苛立ちを覚え「僕のこと嫌い?」と聞いてみました。その瞬間彼は泣きはじめ、しばらく泣いていました。
「僕は君のことが大好きだよ」という話をしばらくすると、彼もその時にふっきれた様子で笑顔が戻りました。
その後も時々関係性に悩むことがありましたが、どうしてもという時には妻に相談しましたし、妻はいつも「父親はカッコ良いのだ」という印象を子どもに与えてくれるような関わり方を子どもにしてくれました。
その事もあり、時間が経過するにつれ少しずつ僕たちは家族になり、父親になりました。
今ではまぎれもない家族の絆ができていると感じることができています。
まだまだしっかりとした父親にはなれていませんが、それでも子どもと過ごす日々はとても幸せなのです。
父親の役割
最後に付き合ったばかりの頃に子どもが言った忘れることができない一言があります。
それは「これがおんぶなんだ」という言葉です。
今まで母親におんぶをしてもらったことは、もちろんあります。でも父親におんぶをしてもらった事が、ないんです。
言葉の意味は、たぶん「おんぶという事をはじめて体験した」ということではなく、「初めて父親と意識する人におんぶしてもらった」ということを言いたかったんだと思います。
これが父親の役割なんだと思うわけです。他の誰でもなく、父として存在すること。
これから父親になれるか不安な方へ、そしてシングルマザーの方へ
この体験から「他人の子を愛せるか不安な方へ」伝えられることは
- 父親になれるかは決意ではなく、確証をもつこと
- 確証を持てても全てうまくいくわけではないこと。苦労することはたくさんあります。
- お相手の方としっかりと今までの子育ての様子や子育ての価値観を話し合うこと
- 子どもに「あなたが大切だし、大好き」ということをしっかり伝えること
この体験から「お相手が子どもを愛してくれるか不安な方へ」伝えられることは
- 一番大切なのは、お相手ではなく子どもだということ
- 少しでも子どもに対する相手の態度に不安があるなら、話し合い、それでも無理そうならきっぱりと諦めること
- 出会ったときから子どものことを話し、自分の考えや価値観を伝えること
- 結婚することが決まったら、子どもとお相手の架け橋になること
子連れ再婚にも色々なパターンがあると思います。
お子さんが大きかったり、とても小さかったり。
残念ながらお相手と子どもとの合う・合わないはあります。
大切なのは子どもの気持ちです。
絶対に子どもの気持ちを優先して結婚・再婚を考えていきましょう。無理せず、諦める時は諦める。世の中男性も女性も腐るほどいます。
あなたが魅力的であれば、絶対に良い人が見つかりますよ。